はじめてのレンタルサーバー選び

レンタルサーバーには、大切なデータを預けることとなり、そのデータが紛失や漏えいされるとビジネスに与える影響は計り知れません。データはどのように管理・監視されているのか会社としての設備投資やセキュリティ対策にはその会社の事業への取り組み姿勢がうかがえます。
いつの間にかサーバー会社が倒産し、データそのものを復旧することができないといったことに陥らないようにするためにも、そのサービスを提供している会社のことを理解して、選定することも必要です。

良いコンテンツを用意しても、Webサイトの表示スピードが遅いと、せっかく訪れた見込み客をとりこぼしてしまうことになりかねません。サーバーへの同時アクセスの増加や、複雑なプログラムが稼働するなど急激な負荷がかかると、サーバーの処理速度が落ち、安定稼働ができなくなります。サーバーだけではなく、ネットワーク回線も同じことがいえます。ビジネスで利用するのであれば、ユーザーにストレスを与えない、利用用途に応じたサーバー環境の選定が必要です。

Webサイトやメールの活用にあたり、どのように活用したいのか、機能面での選定が必要になります。今現状だけではなく、将来的な理想像を描きながら、何が必要かを考慮することが必要です。
Webサイトでフォームを作成するのであればCGIやperlは利用できるのか、バージョン含めて確認する必要があります。またCMSを利用するにあたってのデータベース数、そのほかメールアカウント数、そのほかにも、自社が求めるセキュリティ要件なども選定の条件にはいってくるでしょう。

何事もなく運用できるのが一番ですが、設定がわからない、トラブルが発生したなど、万が一のことに対応できるサポート体制がどのように用意されているかは非常に重要です。ビジネス機会のロスを防ぐためにも、起こったことに対しての対応がどれだけスムーズに解決できるか、サポートの対応時間や、対応手段、そしてサポートの質なども含めて検討することが必要です。